祖父が内科医で、アメリカ村の三角公園前で開業していて、同じ場所で父が歯科医院を開院しました。そうして医療が身近にある環境でしたから、「気がつけば、歯科医師を目指していた」という感じです（笑）。父から歯科医師になれと言われたことはなったですが、幼少期、プラモデルやレゴでずっと遊んでいるような子供でしたので、「歯医者が向いているんじゃないか」と言われたくらいです。同時に、子供の頃、自分が歯を悪くして父の歯科医院で治療を受けたりして、歯科医師として働く父の姿は目にしていましたので、その影響は大きかったと思います。ずっと歯科医師として日々研鑽を重ねていた父の姿は、私の目指す理想の歯科医師像です。

大阪市内からお越しになる方が中心ですが、奈良や和歌山など他府県から来られる患者様もおられます。以前は口コミや患者様からの紹介、他院からの依頼でいらっしゃる方が多かったのですが、現在ではそれに加えて、ホームページをご覧になられてお越しになる方が増えています。

お口のかかりつけ医として総合的な治療を行っていることです。歯科治療というのは足し算ではなく、掛け算で、何か1つでもゼロの要素があれば、それだけで治療全体のクオリティが低下してしまいます。そうしたことがないように、幅広い治療に対応しつつも、1つ1つの治療の質を向上させて、オールラウンドな治療をお届けするようにしています。あとはお一人おひとりを丁寧に診療していることでしょうか。効率だけを重視して、短時間で流れ作業のようにお口を診る診療は、私の目指すところではありません。きっちりと治療するのに十分な時間の枠を確保して、虫歯の取り残しなどがないように精密に処置しています。30分では患者様のお話を十分聞くことはできず、また治療を細かく分けると通院の手間が増えますので、しっかり時間をかけつつ、患者様からすれば効率の良い治療を心がけています。

幅広い診療を行っていて、どれも手を抜くことなくしっかり行っていますが、強いて1つ挙げるとすると、予防・メインテナンスでしょうか。定期メインテナンスを受けるメリットは、病気の早期発見・早期治療、大掛かりな治療を避けて歯に負担をかけずに済むなど色々あり、できれば3ヶ月に1回のペースでの通院がおすすめです。
色々と治さなければならない歯があって、やっと治療が終わった！となった時も、そこはゴールではなく健康なお口を維持するためのスタートだと思います。